『二日市温泉』
※泉質:放射能泉
※歴史:開湯は奈良時代であり、歴史上の記録では、万葉集に収められた大宰帥・大伴旅人の詠んだ歌に初めて記されてます。
立地は大宰府政庁における四神相応の南の朱雀に比定されるとも言われ、古くは「次田(すいた)の湯」・「薬師温泉」、近世は「武蔵温泉」と呼ばれていたそうです。
江戸時代には、筑前藩主黒田氏専用の「御前湯」が置かれ、「二日市温泉」と命名されたのは、1950年(昭和25年)です。
※地理:JR二日市駅の南西、直線距離約500mの福岡県道7号筑紫野インター線沿線に温泉街がありますが、同駅には当温泉の反対側にあたる東側にしか改札口がありません。
「博多の奥座敷」ともいわれ、昭和天皇、江沢民、美空ひばりらに縁がある旅館「大丸別荘」を含む7軒の旅館のほか、「博多湯」・「御前湯」2軒の共同浴場が存在しています。
※歌にみる二日市温泉
・「大伴旅人」は大宰府赴任時に妻を亡くし、この温泉にて万葉集にも収録された句を読みました。
“湯の原に 鳴く芦田鶴は わがごとく 妹に恋ふれや 時わかず鳴く”
・幕末には「三条実美」がこの地を訪れ、句を残しました。
“ゆのはらに あそふあしたつ こととはむ なれこそしらめ ちよのいにしへ”
『大観荘』
福岡県筑紫野市湯町1-12-1
TEL:092-922-3236
posted by 松葉 宏和 at 21:23|
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日記
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